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ぽっぽダイアリ

はとぽっぽだいすき!読書めも

「婚活」時代 ☆8

 

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

 

 

「結婚しない男」に婚活は必要ありません。必要なのは、流される勇気だけです。 

 

とってもおもしろくて渋谷のカフェで一気読み。

ゴントランシェリエのイートインは最高。

気軽に立ち寄れて、渋谷の交差点を行きかう人を上階から眺めながら、おいしいコーヒーが飲める。通り過ぎる老若男女、さまざまな人には私の想像もつかない、途方もない目的地があるのだろうと思うと目まいがしてしまう。

 

家族社会学者 山田昌弘さんと少子化ジャーナリスト白河桃子さんの切り口がおもしろい。結婚は生活必需品ではなくなってきている、あったらいいよねくらいの感覚になる現代。人材の選択肢は村から街へ、都会へ、海外へ、年齢層の幅を超え性別を超え、なんでも選ぼうと思えば手に入れられると仮定される世界になった。なんでも選べる自由という不自由で、もっといいものがあるのではないかと思って誰も選べない人が増えているのだろう。皆大人で、完成品を求めるからつらい。自分が好ましいと思う人が同レベルとは限らない、自分のレベルを無視して欲しがるとミスマッチを起こし勝率(あえて勝率と言おう)は下がる。また、いろんな要素を兼ね備えた、いいなと思う柔軟性のあるひとはとっくに誰かのものだったりする。

 

結婚は「許容」である。こだわりのある人ほど結婚に至るのは難しい。

今まで生きてきたなかで、男女ともに、高校の時からこだわりの強い人というのは一定数いて、物質的なこだわりと精神的なこだわりとにだいたいが分かれる。

こだわりの強い人というのは、おおむね他人からおもしろいやつだから、という太鼓判もあり友人も多い。ただ、好き嫌いもきちんと持っているから折り合いがつかないと、愛やなんとなくの雰囲気だけで乗り越えようとすると、悲惨な結末を迎えている人もいる。

ただ私はこだわりを持つ人がとても美しいなと15歳の時からずっと思っている。

 

人の選んだインテリアの中で暮らすことができるかという問いがある。

きっと彼らの答えはNOだろうな。しかしそれを不幸とはいわない。

たとえ結婚したとしても、眠るとき死ぬときはひとり。

価値観を尊重しあえるパートナーはきっとどこかにいて、いなければ育て上げればよい。

たとえ同じ場所に存在していなくても、家族にはなれる。